ただの雑駁

理屈と均整を求めたがります。仕方ないですよね。人間だもの。

何かをしなければいけないという感覚

忙しさのなかに空いた時間を見つけた時、何かをしなければいけないという感覚に駆られる。
空いた時間を有効に使おうと、娯楽であったり、会話であったり、創作であったり、何かの目的を定めて時間を消費しようとする。

その時間をどのように使うのかは誰にも決めることが出来ないのに、自身で枠に嵌めて消費の選択や結果にあれこれ考えを巡らせてしまう。

本当に勿体ないと思う。

端的に、自由が怖い人間が多いのだと思う。何にでも使える時間というのは、選択の自由を意味している。その選択を枠に嵌めてしまわないと、選択すら出来ないのだ。
自由であるのに自身の思考に囚われてしまっている場合は、一度「何もしない」という選択を取ると、案外良い結果を得られたりすると思っている。
「何をするか」の前に「何をしないか」「何もしないか」などの選択肢があることを認識しないのは、勿体ないことである。