ただの雑駁

理屈と均整を求めたがります。仕方ないですよね。人間だもの。

【マクロスシリーズ】個人的プレイリスト

AmazonMusicってプレイリストをブログに埋め込むことができるんですね。知りませんでした。

AmazonMusicでマクロスシリーズの楽曲が配信されましたので、これを機に仲間内で全マクロスシリーズの楽曲プレイリスト作成を実施しました。
natalie.mu


条件は以下になります。

  • 曲数は30曲
  • メドレー曲は除く
  • マクロスシリーズから選曲可能(カバー曲含む)


私が作成したプレイリストは以下です。


まず最初の曲と最後の曲を最初に決めました。最後の曲は「天使の絵の具」一択だったので迷わなかったのですが、最初の曲はすごい悩みましたね。。。
インパクトとか単純に好きかどうかとか色々考えましたが、マクロスシリーズ通してオープニングかませるのはやはりシェリル・ノームだろうな、と。

あとは全体のバランスを考えて、あまり曲調が偏らないように気を配って好きな曲を配置しました。
お気に入りは笠原弘子坂本真綾のこまどり先輩後輩バトンです。笠原弘子さんって本当に歌姫なんですよ。森口博子さんとかと同じ類です。いつまで経っても昔の歌唱力を維持している本物の歌姫だと思っています。

一番悩んだところは「INFORMATION HIGH」の入れどころですね。良くも悪くもこの曲で空気変わりますし。一応、「プラネットクレイドル」(マクロス30)の後に入れてシリーズの流れは無視させて、後続に安定の「ダイアモンド クレバス」を入れることで「INFORMATION HIGH」単体の強さに負けないような流れにしています。「ダイアモンド クレバス」ほど良く出来た曲も少ないのでは。。

最後の曲は「天使の絵の具」で決まっていたんですが、そこまでの流れとしてはFireBomberを選んじゃいましたね。安定の福山芳樹です。「LIGHT THE LIGHT」最高。

改めて、マクロスシリーズの楽曲からプレイリストを作ることでどの作品の曲が好きかとか、他の人はどのように作るのかとか、色々と学びがあって面白かったです。

正直、このプレイリストで色々と解説いれていくと、軽く3000字は超えそうなので、この辺で止めておきます笑

情報の公平性

過酷な時期っていざ振り返って見ると良い経験だった。というオチが多いですよね。「なんであの時あんなに取り乱したんだろう」とか、「あの時にもう少し優しくできていれば」とか、後々になって反省かましたりするんですよ。
こういうのって結論、全体感が見えていないから起こりうる気がします。過酷な状況に置かれると、自分が今何処に居て、何をして、何処へ行くのか、全然わかんない思考状態になってしまいます。

ここで大切なのは情報の公平性ではないでしょうか。公平性が保たれていることが、全体感を把握する第一歩のような気がします。勿論、情報を与えられても判断や理解が出来ないこともあると思います。でもそれって、つまるところ自分の力量が足りていない証拠です。
公平性が保たれている場合は、どんな立場であっても理解を及ばせることは可能だと思います。あとは本人の意識ですよね。

この情報の公平性っていうのを局所的に話しましたが、拡大解釈も可能です。今のご時世の情報の公平性なんて半端じゃないですよね。ただ、その情報に溺れてしまう人が多いから、綺麗に精査できる人が強かったり、優柔不断な人が永遠と迷いだしたりするんじゃないでしょうか。
今はまだ環境に適応している最中ですが、いずれはどちらかに偏った思考になっていくのかもしれません。

誰かが評価したものしか評価できない人間

昨日、3ヶ月ぶりくらいに大型の本屋に行けました。
目当ては森博嗣のWWシリーズ新刊と「三体 黒暗森林」です。

購入本

それはさておき、「バーナード嬢曰く」の最新5巻が発売されてたので、取り敢えず買って、帰りの電車で読みました。ほんと、施川さんの作品面白いと思います。ド嬢のほかにも「銀河の死なない子供たちへ」とかも大好きです。

5巻で印象に残った台詞で神林が

あとで恥かくとか気にしてたら、誰かが評価したものしか評価できない人間になるぞ。

バーナード嬢曰く。(5巻)/ 施川ユウキ

って言ってるのが最高に痛快でした。私も声を大にして言いたいです。

面白い作品を探すのに他人の評価を物色するのは別にいいんですよ。でも、作品を味わった後に自分の言葉で感想を言えない人はちょっとどうかと思います。
作品の感想でなんか当たり障りのないような感想だったり、ネットで聞いたことの有るようなことの連発だったり、そういうのを聞くと、「自分で考えて言えないのか!」って思っちゃいます。
良いじゃないですか、誰がなんと言おうと自分が思ったことを述べれば。自分の感想に他者が入り込む余地なんてありませんよ。


「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」について

久方ぶりにTVアニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」を鑑賞しました。
放送当時に観ていたので、5年ぶりくらいでしょうか。

私は原作者の森博嗣がとても好きなのですが(小説は全て既読です)、彼についてのすべての始まりは「すべてがFになる」でした。小説もとても面白いですが、アニメ版もよく出来ています。面白いです。

作中に登場する「真賀田四季」という天才科学者がいるのですが、森博嗣のシリーズでは度々登場し、とても興味深いキャラクタなのですが、彼女の初出の作品も「すべてがFになる」となっています。彼女の残す言葉はひじょうに突き刺さる言葉が多く、学ぶべき点が多いです。そんな彼女の言葉のうち、アニメ版で最も突き刺さる言葉を記載します。


部分的に切り取った言葉として扱うことで汲み取れる解釈が変わってしまうため、会話の流れの全文を転記しました。

「お母様、海は月より人間に必要なものに思えます。」

「それは人間との関係が強いということ。」

「人間も他の多くのものと関係しているのですね。」

「そうです。一人一人の人間の存在がその周辺に影響を与えます。でも人は、周りの人や物の為に存在しているのではありません。つい、誰かのためになりたい、皆の役に立ちたい、それを自分の存在の理由にしたいと考えがちなのです。存在の理由を分からないままにしておけないのね。常に答えを欲しがる。それが人間という動物の習性なのです。」

「欲しがってはいけないのですか?」

「いいえ。欲しがることは間違いではありません。しかし、完全なる答えなどないのです。でもそれを問い続けることは、とても大事なことです。」

「近づくことは出来るのですね。」

「そう考えれば良いと思います。でも、私にもまだ分かりません。」

「お母様にも、分からないことがあるのですか?」

「勿論です。分からないことがあるから、人は優しくなれるのです。」

「どうしてですか?」

「全てが分かってしまったら、何も試すことが出来ません。何も試さなければ、新しいことは何も起こらない。人は分からないことの答えを知りたいと思って追い求める。そこに優しさや、懐かしさ、そして喜び、楽しみが生まれるのです。」

「私は、お母様にいつも聞いています。こうして答えを求めることで、私は優しくなれますか?」

「そうね。私が居ない時もいつも問いなさい。誰も答えてくれない時もいつも問いなさい。自分で自分に問うのです。それを忘れてはいけません。それが貴方の優しさになるでしょう。」


すべてがFになる THE PERFECT INSIDER/第11章 無色の週末)


犀川先生が述べる言葉で「意味がないのが高級」という台詞があります。意味がないことって素敵ですよね。私はこれを内発的動機づけの一種だと思っていますが、本質的に最も尊い行為は意味のない行為ではないでしょうか。
誰かに共有したい、誰かから何かを求めたい・求められたい、など意味があると途端に薄っぺらい感覚に陥ることがあります。勿論、本人がどう考えていようが、他者によって影響を受けてしまう部分はありますので、一概に全ての事柄に当て嵌ることのないことは承知しています。

また、同様に「分からないこと」も素敵ですよね。分からないことから全ては始まり、分かるまでのプロセスを経て様々なことを感じることが出来ます。何もかも分かってしまうことほど、孤独なことはないでしょう。分からないから、愛おしく感じることだってあると思います。

真賀田四季も上記の言葉で言及していますが、人間は何かに意味や理由等を当て嵌めたがるのでしょうね。ただ、それを他のあらゆるもので安易に求めてはいけないと改めて感じます。
「Uncharted Unknown」ですね。常に問い続け、良心に従う。そうやって生きていたいです。


効果のわからない薬を飲み続ける

ミヤリサンを飲み始めて早一ヶ月。
効果があるのかないのか謎すぎるが、取り敢えず惰性で飲み続けている。。
今の所、飲む前と飲んでからの効果が一切わからず、ミヤリサン自体がただの整腸剤である点もあり、全くプラシーボ効果的なのも感じられない。

なんか、こういう惰性で薬飲んでます。みたいな人って結構な人数いるんでしょうか。ちょっと気になりました。

三体 - 黒暗森林

遂に!本日発売ですね。劉慈欣氏の「三体」が。

「三体」はマジで本格SFなんですよ。何も裏切らないし、誰しもが続きを望んでいると思います。
中国SF恐るべし、です。ぶっちゃけアジア圏のSF小説って世界的に強くないんですよ。。。そんな中、ここまで面白い小説がアジアにあったなんて、ホントびっくりです。

「星を継ぐもの」っていう昔のSF小説があるんですけど、あれを初めて読んだときと同じくらい面白かったと思います。読んだのは高校生くらいだったんですけど、子供の頃に読んだ本って須らく面白く感じる補正掛かっていると思うのですが、それと同じくらい面白かったと感じるってことは本当に自分の中で面白かったんだな、と考えています。

まぁ私は仕事あって初日に本屋行って買うことは出来ませんでしたが、、、
ネタバレ喰らう前にさっさと読みたい気持ちです。

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

そんなことは至極どうでもいい

何でも「出来る」ってことは、何も「出来ない」ってことに近いと感じます。
何でも好きな人が、何も好きではないと思えることに近いです。

でも、この「出来る」の練度が桁違いに高いと万能な人と感じることが出来ます。
大体の場合、この領域に到達することが出来ず、何でも出来る人ではなく、何も出来ない人と認識されるのではないかと思います。

これは環境に依って異なりますし、基準によっても異なります。
ある環境では出来ない人と認識された人が、出来る人と認識されることもあります。逆も然りです。

ここまで書いて述べたいことは、そんなことは至極どうでもいい、ということです。
主観の押し付け合いだとか、マウントの取り合いだとか、どうでも良いと思っています。ただ、それを意識するまでに潰される精神だって世の中にはあったりするんです。欲求の満たし合いに敗れて消えていくなんて、凄く動物的ですよね。
自らにとっての正しさが、相手にとっては正しくない。なんてことは当たり前なんですね。