ただの雑駁

理屈と均整を求めたがります。仕方ないですよね。人間だもの。

誰かが評価したものしか評価できない人間

昨日、3ヶ月ぶりくらいに大型の本屋に行けました。
目当ては森博嗣のWWシリーズ新刊と「三体 黒暗森林」です。

購入本

それはさておき、「バーナード嬢曰く」の最新5巻が発売されてたので、取り敢えず買って、帰りの電車で読みました。ほんと、施川さんの作品面白いと思います。ド嬢のほかにも「銀河の死なない子供たちへ」とかも大好きです。

5巻で印象に残った台詞で神林が

あとで恥かくとか気にしてたら、誰かが評価したものしか評価できない人間になるぞ。

バーナード嬢曰く。(5巻)/ 施川ユウキ

って言ってるのが最高に痛快でした。私も声を大にして言いたいです。

面白い作品を探すのに他人の評価を物色するのは別にいいんですよ。でも、作品を味わった後に自分の言葉で感想を言えない人はちょっとどうかと思います。
作品の感想でなんか当たり障りのないような感想だったり、ネットで聞いたことの有るようなことの連発だったり、そういうのを聞くと、「自分で考えて言えないのか!」って思っちゃいます。
良いじゃないですか、誰がなんと言おうと自分が思ったことを述べれば。自分の感想に他者が入り込む余地なんてありませんよ。