ただの雑駁

理屈と均整を求めたがります。仕方ないですよね。人間だもの。

オタク的思考のようなナニカ

昨今オタクってステータスですよね。ファッションと言ってもいいかもしれません。
インターネットが普及して、オタク趣味が広まって、オタクに対して世間がスゴく寛容になったと思います。オタクも人権を得た。オタクで人権が得れる。そう思える時代です。

大体の場合、オタクってアニメオタクを連想させる気がします。アニメとか漫画とかアイドルとかそういうのですよね。多分。
Wiki見てもオタクの定義って定まってなくてビックリです。まぁ、たしかに難しい。。。

そんなオタクのイメージって90年代前半生まれである私の偏見ですけど、「キモいけど何かしらの専門知識を有する人」ってイメージがあります。アニメだったら監督とか、作画とか、演出とか、声優とか、表向きの情報も知ってて、加えて色々と業界裏話も詳しいとか。
でも、多分これってネットが普及していない時代だったから特出したオタクが表層にいて、ほんの一部が見えてただけなのかな、とも思ってしまいます。実際、特出しないまでも、ほそぼそとオタクに勤しんでいた方達も結構いたのではないかと、歳食ってから考え直したりもしました。

そんな幻想とも言えるイメージを持って育ったがために、昨今のオタクのステータス化については憤りを感じずに入られません。正直「本当に好きなの?」って思っちゃうことが多いんですね。オタクやるならもっと詳しく在るべきじゃないの、と。(これもまた幻想...)
自分の中のオタクイメージと現代のオタクがかけ離れ過ぎてて嫌なんですね。昔と変わらずアニメとか漫画っていうコンテンツに触れてるにも関わらず、触れているユーザーの意識が全然違う気がしちゃんですよ。気軽に触れることができる(許される)時代になったがために、そのコンテンツが軽視されている感覚に陥っているのかもしれません。一方で、軽視せずに昔と変わらず触れているユーザーが居るのも確かで、そういった方々がオタク名乗っているのを見ると何となくホッとした気分になります。

懐古主義といえば懐古主義かもしれませんし、純粋に私の幻想かもしれません。
色々書きましたが、ぶっちゃけ他者がどうコンテンツを味わおうとどうだって良いです。ただ、そうしたコンテンツの軽視によって、生み出されるコンテンツがより軽いモノになっていくのが耐えられないだけです。
ゲーム業界でアプリゲームが普及して、コンシューマゲームが廃れていくのと同じ原理です。需要と供給によってコンテンツは成り立つので、社会がそちらに傾くなら仕方のないことです。

うーん、やっぱり懐古主義なんでしょうかね笑